最大酸素摂取量とは?【VO2maxって高いほうが良いの?】

運動

僕は普段のランニングでアップルウォッチを活用しています。アップルウォッチはランニング際の様々なデータを計測できます。

ランニングをすると、このデータをが向上していくことが面白さになっていて、継続することができています。アップルウォッチでランニング中に計測できるデータは以下のページにまとめています。そんな中で謎のデータ項目があります。それは、最大酸素摂取量(VO2max)という項目です。

元々、この値が38.3だったのですがランニングを4カ月も継続しているとまで44.1まで数値が上がりました。

最大酸素摂取量(VO2max)が増えると同時に、ランニングのタイムは上がっていますが、いまいちどんな意味があるのかがよくわかりません。

そこで、同じような方は多いのではないかと思い、最大酸素摂取量(VO2max)について調べてみました。今回の記事では最大酸素摂取量(VO2max)について解説していきます。

1.最大酸素摂取量(VO2max)とは?

最大酸素摂取量(Maximum Oxygen Uptake、VO2max)とは、「1分間あたりに体内に取り込まれる酸素の最大量」のことを指します。

体内に取り込まれた酸素が消費されることによってエネルギーが作り出されます。最大酸素摂取量(VO2max)が多ければ多いほど、多くのエネルギーが作り出され、体を長時間動かすことができます。

2.最大酸素摂取量(VO2max)を高めることによるメリット

最大酸素摂取量(VO2max)を高めることによるメリットについてまとめてみました。最大酸素摂取量(VO2max)が増えれば増えるほど、体内に酸素を取り込むことのできる量が増えます。

酸素を体内に取り込むことのできる量が増えるとどのようなことがあるのでしょうか。

2-1.有酸素能力の向上

VO2 maxを高めることは、体の有酸素能力を向上させます。これにより、運動中の持久力が向上し、運動の効率性が高まります。長時間の運動やスポーツにおいて、持久力を持続的に維持できるようになります。わかりやすいのがランニングです。

ランニングは体内の酸素を減らしながら運動をします。酸素を供給できる量が増えれば、ランニングのタイムも向上しやすいです。

2-2.心臓と血管の健康

VO2 maxを高めることは、心臓と血管の健康に対する多くの利点をもたらします。有酸素運動によって心臓のポンプ効率が向上し、血液循環が良くなります。これにより、高血圧、高コレステロール、心臓病などの疾患のリスクが低減します。

2-3.体重管理

VO2 maxを高める運動は、カロリー消費を増やすのに役立ちます。これは体重管理や脂肪減少に寄与します。高いVO2 maxを維持することは、体脂肪を減らし、体重をコントロールするのに役立ちます。

2-4.ストレス軽減

運動によるVO2 maxの向上は、ストレスホルモンの制御に役立ちます。運動を通じて、ストレスを軽減し、心身のリラックスを促進する効果があります。

2-5.全般的な健康向上

VO2 maxを高めることは、全般的な健康と生活の質を向上させます。体力が向上し、日常生活の活動が楽になります。また、免疫機能の向上や疾患の予防にも寄与します。

2-6.スポーツパフォーマンス向上

スポーツ選手にとって、VO2 maxの向上は競技のパフォーマンス向上に直結します。持久力が向上し、疲労が遅延し、トレーニング中により多くの酸素が筋肉に供給されるため、競技力が向上します。

3.最大酸素摂取量(VO2max)を高めるための方法

最大酸素摂取量(VO2max)が高くなれば健康になり、運動能力も向上します。

それなら、できるだけ最大酸素摂取量(VO2max)を高めたいですよね。ここからは最大酸素摂取量を高めるための方法についてまとめていきます。

2-1.心臓と肺の能力を上げる

心臓は酸素を体中に送り出し、肺は酸素を吸収して血液に運びます。心臓と肺の働きが良ければ、より多くの酸素を体に供給できます。有酸素運動を継続的に行っていると、自然と数値が上がってきます。僕の場合はランニングを継続して行っていると、数値が上がってきました。

2-2.運動能力を上げる

運動の種類や強度、継続時間がVO2maxに影響を与えます。有酸素運動(例:ランニング、サイクリング)を継続的に行うことは、VO2maxの向上に寄与します。

酸素摂取量の低いうちは、低強度の運動(例:ウォーキングやジョギング)でも向上が見込めますが、数値が高くなってくると併せて強度の高い運動をしないと向上が見込めません。

慣れてきたらジョギングからランニングへ、ランニングからダッシュのインターバルや、長距離走などを行い運動の強度を高めていきましょう。

3.参考 一般的な酸素供給濃度は?

参考として一般的な酸素供給濃度と、僕の酸素供給濃度について書いておきます。また、オリンピックに出るようなランナーはどれぐらいの酸素供給濃度があるのでしょうか。

厚生労働省が発表した「健康づくりのための運動基準2006」によると、

20代30代40代50代60代
男性4038373433
女性3332312928

が目安の数値といわれています。

参考までに以下は僕の酸素供給濃度です。

数値の変遷になっていますが、2022年の6月には40を切っていたのですが、ランニングを継続することによって、今では43を切ることはなくなりました。すべての人が継続的にランニングを行うことでである程度の数値までは上がると思います。

アップルウォッチはランニングをしているときに自然と計測してくれるので、このグラフは勝手に出来上がります。継続的に行ったのはランニングのみですが、ランニングをすることで確実に数値は上がっています。

やはり酸素供給濃度の向上には継続的な有酸素運動が有効なようで、身をもって実証できました。

4.まとめ 最大酸素濃度を高めようと思うなら、継続的に有酸素運動をしましょう

今回の記事では酸素供給濃度の中身とその特徴についてまとめてきました。

酸素供給濃度とは体内に取り込むことのできる酸素の量のことです。

アップルウォッチを使ってエクササイズをすると、酸素供給濃度の測定ができます。

この酸素供給濃度が高ければランニングのタイムが向上するだけでなく、日常生活で少し遅れた時の軽いダッシュや階段の上り下りに息が上がらなくなるなどの好影響がありますので、ぜひ数値を確認してみてください。

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