「あの人は深みのある人だ。」
人の特徴を表す言葉で「あの人は深みがある、あの人は浅い」という言葉を使う機会があるかと思います。
この言葉って使ってはみるものの、どういう意味なのかよくわからなくないですか?感覚的に使っている部分があるので、ニュアンスが理解しにくい言葉です。
でも、どちらになりたいかというと深みのある人なのかと思います。深みのある人になれた方がより良い生き方であることは間違いありません。
そこで今回は深みのある人とはどういう人なのかについてまとめてみました。
深みのある人になれるように深みのある人について考えてみましょう。
深みのある人3つの特徴
まずは「深みのある」について辞書で調べてみました。出てきませんでした。
検索したところ一番上に出てきたのは「深みがある」でした。ほぼ同義語だと思います。
そこにはこう書いてありました。
ある人の人格・思慮・知識などが、全貌を容易に把握できないほどに壮大であることを意味する表現。
実用日本語表現辞典
辞書に書いてありましたが、すごく端的な内容でした。
ですが、端的に表しすぎて「じゃあどんな人なの?」とも思ってしまいますよね。
辞書の言葉である、「ある人の人格・思慮・知識などが、全貌を容易に把握できないほどに壮大であることを意味する表現。」はそれぞれ人格が壮大、思慮が壮大、知識が壮大という意味で取ることができますね。
なので、それぞれに分解して人格・思慮・知識が壮大ということについて考えてみたいと思います。
(などとなっているのは置いておきます。)
人格が壮大
「人格が壮大」という言葉は少し意味が分かりませんが、ニュアンスから察するとこういうことが挙げられると思います。
- 自分の考えをしっかりと持っている
- 余裕を持っている
- 決断力がある
- 我慢強い
- 自信を持っている
これらをまとめてると自分に芯を持っており、一貫性がある人という感じです。
人格が壮大な人は他人から信頼や信用を得やすいように思います。自分に自信を持っているので、周囲が頼りやすく、ついていきやすいという傾向にあります。
信頼してもらえるような人間になれるようなに努力を重ねていきたいですね。
思慮が壮大
思慮が壮大は少し意味が分かりにくいですかね。
思慮という言葉は「いろいろと思いめぐらした考え」のことを指します。
つまり、「深い」という言葉を使うと「考えが深い」ということになりますね。
分かりやすくいうと、以下のような能力が高いのではないかと思います。
- 他人への配慮がある
- 思いやりがある
- 自分自身の考えだけでなく、他人の考えを取り入れることができる
「考えが深い人」は相手を慮ることができ、相手の気持ちや感情などを考えて行動できる人ということです。自分自身の考えを持っていながら、相手の考えも尊重し行動できる傾向にあります。
人間は生きているとで必ず人と関わります。そして、その関わった人とどういう関係性を築けるかは自分の行動次第です。
自分の考えのみを押し通す生き方をするのではなく、相手の考え方を尊重した生き方を検討してみましょう。
知識が壮大
知識が壮大は一番わかりやすいですね。
知識の幅が広く様々なことを知っているということになります。
知識を壮大にしていくためには勉強をすることです。
勉強といっても、中学生までの受験勉強を深く学ぶだけではありません。
あくまで義務教育で学ぶのは汎用的な知識です。どの学問においても基礎となる部分であったり、社会的な一般常識と言われる分野になります。
そういった一般常識だけではなく、一般教養と言われる分野を身に付けていくべきです。
政治や経済、お金などの社会的な要素について。それから、有名人や巷で流行しているドラマなどのコンテンツ、オリンピックなどのスポーツの知識、有名な絵画の知識など。
知識の壮大な人はとにかくいろんなことを知っている人です。
なぜそんなに知識があるのかというと、知的探求心に溢れているからです。
知識は情報に触れることで、増えていきます。必要な情報には触れる機会を必ず取りましょう。
一昔前であれば、「新聞を取って読みなさい。」という教えがありました。ところが、現在は新聞を取る人も減ってきております。インターネットで簡単にニュースを読み情報が集められるからです。
なので、ネットだけで情報収集するという方法でも十分かと思います。
また、学ぶことを習慣化することも大事です。習慣ができていなければ知識は定着しないでしょう。残念ながら、知識が増えていなければ学んでいないのも同然です。
学ぶ習慣を身に着けて、新しい知識をどんどんつけて壮大な知識量を持つ人間を目指していきましょう。
まとめ 深みのある人間を目指しましょう
深みのある人は人間として魅力的です。誰しも「魅力的な人になりたい」という願望はあるはずです。
当記事では言葉通りの定義に沿って人間としての深みについてまとめてきました。
人間の深みは経験に現れます。
これはわたしの経験上、年を取っている人の方が深みを感じれることが多いからです。ただ、この経験というものは、年を取ったから単純に増えていくものでもありません。
様々な経験を人よりも多く行っていくこと。そしてその経験を基に学びを得ること。これが深みのある人間になる方法です。
経験なくして深みなし。
皆さんもどんどん新しい経験を積んで、経験から学べるように一つ一つの経験を大事にしていきましょう。
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