【書評・要約・まとめ】7つの習慣【スティーブン・R・コヴィー】

読書

どうも。まさおです。

今回は僕の人生を変えてくれた本。7つの習慣の内容をまとめたいと思います。

僕は習慣化に関する本は20冊以上読んでおりますが、その中でも群を抜いて良い本です。

全世界40ヶ国以上で3000万部以上販売されており、自己啓発本といえば真っ先に名前の上がる本です。日本国内でも200万部以上販売されております。ビジネス本の販売ランキングとして常に上位にある、超ロングセラーの本です。

ページ数がかなりあり、分厚い本ではありますが読まれ方もとても多いと思います。あなたも上司に勧められたこともあるかもしれません。

この本の7つの項目に関して習慣化することができれば人生が変わります。

ぜひ皆さんにもその変わった後の素晴らしい景色の人生を楽しんでいただきたいと思います。

著者のスティーブン・R・コヴィーさんはアメリカの大学で経営管理学などを教えていました。その傍らでコンサルタントとしても活躍されていましたが、2012年に惜しまれつつ亡くなられました。

それではさっそくまいりましょう!

第一部 パラダイムと原則

第一部は習慣の話に入る前に人間の基礎の基礎となる部分について書いてあります。

個性主義と人格主義

世の中の成功に関する文献に関してここ50年に発刊されたものは小手先のテクニックだけだ書かれたものが多いが、150年に範囲を広げてみると内面の公正、誠実、正直といった人間の内面的なことが書かれている。

前者を「個性主義」、後者を「人格主義」といい、小手先のテクニックでは短期的な成功は望めるかもしれないが、人格を磨かなければ長期的な成長は望めない。

人格が成功のためには大事なのである。

インサイド・アウト

インサイド・アウトとは自分自身の内面から始めるということである。問題が起こった時に問題側、相手側の方を変えようとするのは難しい。

みなさんにも喧嘩をした時などに相手を何とかしようとしてさらに喧嘩が大きくなったことがあるはずだ。

相手側を変えるのではなく、自分自身の行為から変えるようにしよう。この考え方はすべての習慣の礎となる考え方である。

第二部 私的成功

第二部は自分自身を深く知り、自分自身を定義することで、自分で判断しながら、生きていくための習慣が書かれている。

自分で判断できるようになると、周りからどう見られているかが気にならなくなり、自分の心の奥底にゆるぎない核を持つことができ、自分を変えようという意欲が生まれるのである。

第一の習慣 主体的である

主体性を持つという事は自分の人生に責任を持つということである。人間は大きく反応的な人と、主体的な人に分けることができるが、反応的な人は周りの環境などの影響を大きく受けるが、主体的な人は自分の持っている価値観に基づいて率先力を持って行動することができる

主体的な人は外部に対して、影響を与えることができる人である。主体的な人はどんな状況でも自分が行うことに対して責任を持ち自分で自分の行動を考えていく。自分自身の行動を変えることで周りに影響を与えていき、自分自身の思いを中心に、すなわち主体性を持った生き方ができるのである。

今あなたが不幸なのは自分自身の過去の選択の結果である。何かが起こった時にどんな反応をするかはあなた自身にゆだねられている。どんな反応をしてもその結果起こったことに関して責任を持ち、自分自身の行動によって未来を切り拓いていこう。問題は自分自身にあり、自分自身の外にあると考えることこそが問題である。

第二の習慣  終わりを思い描くことから始める

一度、自分自身の葬儀が開かれているときのことを想像してみてほしい。囲んでくれている人たちはどんな顔であなたのことを見て、どんな話をしているだろうか。

あなたが死ぬまで人生を全うしたときにあなたがどんな人だったとして覚えていてもらいたいだろうか?集まっている人たちはどんな顔をしているだろうか?彼らの人生にあなたはどんな影響を与えたのだろうか?

あなたの信条あるいは理念を表明したもの、すなわちミッションステートメントを一度書いてみてほしい。それは個人にとっての憲法となり、何か行為を起こすときにすべての基準となる。

お金、仕事、所有物、娯楽、友人、敵、教会、自己、配偶者、家族といった価値観の中であなたにとって何が大事だろうか。

一度紙とペンだけ持って机につき自分自身と向き合ってみてほしい。あなたが最も大事したい価値観に気づくはずである。

第三の習慣 最優先事項を優先する

緊急緊急でない
重要第一領域
危機への対応
差し迫った問題
期限のある仕事
第二領域
人間関係作り
新しい機会を見つけること
準備や計画
重要でない第三領域
飛び込みの用事
多くの電話
多くのメールや報告書
第四領域
取るに足らない仕事
多くのメール
暇つぶし

セルフマネンジメントができるようになるために効果的なのは「最優先事項を優先する」ということである。あなたはいつも緊急な仕事に振り回されていないだろうか。私たちは緊急な仕事には受動的に反応してしまう。

だが、本当に大事なのは重要な仕事の方である。多くの人が重要で緊急な仕事をおろそかにしている。

上記のように重要と緊急を高低に分けた表を作成してみて、普段自分がしている行為を当てはめてみよう。時間管理の本質は「優先順位をつけ、それを実行する」に尽きる。優先順位をつけて「ノー」と言えるようにならなければならない。

人生における自分の役割を明確にした後で、上記の表の第ニ領域に焦点を合わせ、優先的に行っていこう。

第三部 公的成功

人間は相互依存で成り立つ世界で生きている以上、世の中の人々や出来事と無関係ではいられない。第1、第2、第3の習慣を土台として、個々人の個性を生かしたチームワーク、協力、コミュニケーションの公的成功を築いていく

第四の習慣 Win-Winを考える

効果的な人間関係におけるリーダーシップの習慣は、「Win-Winを考える」である。 Win-Win はすべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である。何かを決めるときも、問題を解決するときも、お互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指すことである。

Win-Winを一歩進めた方法として、「Win-Win or No Deal」という選択肢もある。これは、双方にメリットのある解決案が見つからなければ、どちらの方法もとらない、という選択肢である。

Win-Winを成立させるためには、(1)人格、(2)人間関係、(3)協定、(4)システム、(5)プロセス、の5つが要素が必要となる。

(1)個人の人格を高めて、(2)相手との人間関係を信頼しあえるものにし、(3)お互いがお互いに期待していることを明確にし、(4)組織の中に Win-Win を支えるシステムをつくり、(5)相手の立場になって物事を考えるプロセスが必要なのである。

あなたの周りにいる困難な状況にあっても、お互いのためになる結果を本気で探そうとしている人を手本にしてみよう。

第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

コミニュケーションの原則は共感であり、「まず理解に徹し、そして理解される」というこの原則が効果的な人間関係におけるコミニュケーションにおける鍵である。

読み、書き、聞く、話すといったコミニュケーションの方法があるが、聞くことに関して最高のスキルは「共感による傾聴」である。人の話を聞きながら、同意したり、反対したり助言したりしたくなることもあるだろう。だが、それは相手からの理解してもらっているという思いを妨害してしまう。まずは相手のことを理解しようとして共感しながら傾聴するのである。

そして、相互依存の関係を築くためには理解してもらうことも大事である。

理解してもらうためには勇気が要る。理解してもらうためには自分の感情や気持ちの表現をしたり、自分のことを筋道立てて表現していくことで相手に自分をプレゼンテーションするのである。そうして「 まず理解に徹し、そして理解される 」ようにしていこう。

第六の習慣 シナジーを創り出す

シナジーは人生において最も崇高な活動であり、他のすべての習慣の目的とするものである。
シナジーとは、簡単にいえば、全体の合計が個々の部分の総和よりも大きくなるということである。1+1が3にも、それ以上にもなるということである。

シナジーを作り出すことができればお互いの違いを認め、尊重し、自分の強みを伸ばし、弱いところを補うことができる。

互いを尊重することがシナジーの本質である。人間はそれぞれ世界の見え方が異なっている。互いに見えているものが異なることを理解し、相手のことを理解しようとすることで相手とのシナジーが築いていくことができるのである。

第四部 再新再生

第七の習慣 刃を研ぐ

第7の習慣は個人の成果を生み出す能力のことである。あなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。あなたの構成要素である、肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの側面から成長させていく必要がある。

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすることである。身体によいものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動する。

精神的側面は、あなたの核であり、価値観を守り抜こうとする意志である。きわめて個人的な部分であり、刃を研ぐ方法は、人それぞれ全く異なる。著者の場合は、毎日聖書を読み、祈り、瞑想することが精神の再新再生になっている。文学や音楽に没入する人もいれば、雄大な自然との対話から再新再生を見出す人もいるだろう。

知的側面の刃を研ぐことは、継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることである。日頃から知識を吸収して知性を広げていこうと思ったら、優れた文学を読む習慣をみにつけることに方法はない。ぜひ一ヶ月に一冊のペースで読書を始めてみてほしい。

社会・情緒的側面の刃は、それほど時間をかけなくても再新再生できる。普段の生活で人と接する中で十分に成長させることができる。の側面に比べそれほど時間はかからないが、訓練は必要となる。

上記の4つの側面をバランスよく研いでいくことによって最大の効果を得ることができる。絶えず、学び決意し、実行することで成長の螺旋階段を上っていくことができるのである。

まとめ 7つの習慣は最良の書です

以上が7つの習慣の内容のまとめ・書評です。

この7つを当たり前のように実践することができるようになれば人生は劇的ビフォーアフターだと思います。ちょっと実践しただけの僕でも主体的に生きることができるようになり人生が楽しくなりました!!

僕自身もまだまだです。さらに実践できるように今後も刃を研いでいこうと思います!!

コメント

  1. […] 【書評・要約・まとめ】7つの習慣【スティーブン・R・コヴィー】どうも… […]

  2. […] 【書評・まとめ】7つの習慣【スティーブン・R・コヴィー】こんにちわ!… […]

タイトルとURLをコピーしました