現代社会において「時間に追われる」ことは多くの人が抱える悩みです。
仕事、家事、育児、勉強、趣味など、様々なタスクを限られた時間内にこなす必要があり、常に時間に追われていると感じている人も少なくありません。しかし、時間に追われる状態が続くと、心身に大きな負担がかかりメンタルに悪影響を及ぼします。
そんなメンタルの不調は避けたい。ということで、今回の記事では時間に追われることでメンタル面へ及ぼす不調について検討し、対策について考えていきたいと思います。
1.時間に追われることでメンタルが引き起こす問題
時間に追われる生活を送っていると、以下のような問題が引き起こされます。
1-1.ストレスを感じる
時間に追われている状況は、常に焦りや不安を感じて慢性的なストレス状態につながります。
ストレスは、頭痛、肩こり、胃腸障害などの身体症状だけでなく、集中力や記憶力の低下、イライラや怒りっぽくなるなどの精神症状を引き起こす場合もあります。
1-2.睡眠不足になる
やらなければならないことが多いため、時間が欲しくなります。そんな時に、睡眠時間を削ってしまう方が結構いらっしゃいます。
睡眠不足は疲労感や倦怠感を招き、集中力や判断力を低下させて、免疫力を低下させることにもつながります。
1-3.自信喪失してしまう
時間内にタスクを完了できず、常に完璧にこなせない自分に失望してしまう可能性があります。
単純に仕事量が多すぎてだれがやっても消化できない程のタスクがある場合でも、視野狭窄になってしまい自信を失うことがあるかもしれません。
1-4.人間関係が悪化する
時間に追われることで、家族や友人とのコミュニケーションを取る時間が減少します。コミュニケーションを取る時間が減れば、お互いを理解することが難しくなります。時間に追われることは人間関係が悪化するリスクを孕んでいます。
2.時間に追われるメンタルを克服するための方法
ではここからは時間に追われるメンタルを克服するための方法について考えていきます。
解決方法は大きく分けて2つあります。
1つは、時間に追われないための方法。
もう1つは、時間に追われてもメンタルがやられない方法です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
2-1.時間に追われないための方法
時間に追われなければメンタルが傷つくことはありません。まずは時間に追われないための方法について考えていきましょう。
2-1-1.時間管理を徹底する
当たり前の話ですが、時間を有効活用するためには時間管理を徹底しましょう。時間管理を徹底して時間に追われなければ、通常のメンタルで過ごせます。ToDoリストを作成したり、スケジュールアプリを活用したりして、自分の時間を把握し、効率的にタスクを管理しましょう。
時間管理の方法については時間のカテゴリで記事を作っておりますので、ご自身に合った方法を参考にしてみてください。
2-1-2.完璧主義を捨てる
作業をするときに完璧を目指そうとすると、時間がかかりすぎてしまいます。時間がかかりすぎた結果、時間に追われるようになってしまい、ストレスが溜まります。
さらに、作業自体に必要以上にストレスを感じてしまうというデメリットもあります。
完璧を目指すよりも、まず「80%を目指す」というように、完璧主義を捨てることでストレスが溜まりにくくなる環境を作ることが大切です。
2-1-3.自分に合ったペースを見つける
“追われる”というのは自分の感覚です。他人よりも速いペースで走っていても、追われるという感覚に苦しめられることがあるかもしれません。
そうならないためには、自分のペースを見つけて走らないといけません。
周りの人と比べて焦ったり、無理をして自分のペースを乱したりせず、自分に合ったペースで走るようにしましょう。
2-1-4.時間の使い方を分析する
なぜ時間に追われるのか、その原因を分析しましょう。時間を無駄にしていることがあれば、その無駄を減らすようにしましょう。
例えば、SNSや動画サイトの閲覧時間を減らす、通勤時間を有効活用するなど、時間の使い方を見直すことで、時間に追われる状況を改善することができます。時間に追われなければ、ストレスは減らせます。
2-1-5.時間に対する考え方を変える
時間に追われると感じている原因は、時間に対する考え方にあるかもしれません。時間には限りがあり、全てを完璧にこなすことは不可能です。
時間をコントロールしようとするのではなく、時間と共に歩んでいくという考え方を持つことが大切です。
2-2.時間に追われてもメンタルがやられない方法
ここからは時間に追われてもメンタルがやられない方法についてまとめていきます。
2-2-1.休息とリフレッシュを大切にする
時間に追われる生活を送ることをまったく無くすということはできないかもしれません。しかし、その中でも休息やリフレッシュを取ってストレスを減らすということはできます。
睡眠時間を確保したり、趣味を楽しんだり、リラックスできる時間を意識的に作り、ストレスの溜まりにくい生活を送りましょう。
2-2-2.目標を明確にする
自分が何のために頑張っているのか、目標を明確にすることで、日々のモチベーションを維持しやすくなります。時間に追われてまで、何を成し遂げたくて頑張っているのか。これは言語化して、頭の片隅に常に入れておくべきです。
モチベーションの源泉となる目標を明確にして計画を立てることで、時間に追われることなく、効率的に行動することができます。
2-2-3.自分を大切にする
時間に追われる生活の中で過剰な負荷がかかってしまい、すべてが嫌になってしまうこともあるかもしれません。
そんな時でも、自分だけは自分を大切にしてあげてください。好きなことをしたり、リラックスできる時間を過ごしたり、自分自身を労ることで、心身ともに健康な状態を維持することができます。
2-2-4. デジタルデトックス
スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器の使用時間を減らすことも、時間に追われる状況を改善する効果があります。デジタル機器は、情報収集やコミュニケーションツールとして便利な一方で、時間を浪費してしまうこともあります。
SNSやメール、ゲームなどちょっとスマホを触ろうと思っただけなのに、気づいたら1時間経っていたということはよくある話です。時間を有効活用するためには、デジタル機器との付き合い方を意識することが重要です。
2-2-5.周囲に頼る
時間に追われないためには、一人で抱え込まず、周囲に頼ることも大切です。家族や友人、同僚などに協力を依頼したり、必要に応じて家事代行サービスなどを利用するのも有効です。
3.まとめ 時間に追われるメンタルと上手に付き合う
時間に追われる状況は、現代社会において多くの人が抱える問題です。
しかし、当記事で解説してきたような方法を実践することで、時間に追われるメンタルを克服し、より充実した生活を送ることができるでしょう。
時間を有効活用し、自分らしい生活を送るためには、自分に合った方法を見つけることが大切です。 様々な方法を試してみて自分に合った方法を見つけましょう。自分に合った方法で実践することで、時間に追われることなく心身ともに健康な生活を送りましょう。
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