「男と女の友情は成立するかどうか?」
この質問は絶対に答えが分かれる永遠の疑問として取り上げられることが多いです。
同様に「量が大事か?質が大事か?」
この質問も絶対に答えが分かれまる質問としてよく取り上げられます。
今回、私ついに答えを見つけてしまいました。
量が大事なのか?質が大事なのか?
この記事を読んでもらえば結論が出ると思います。
今回の記事では量と質の大切さについてまとめていきます。
1.量が大事か?質が大事か?
量と質のどちらが大事なのでしょうか?
この問題は長期にわたって解決されていません。
どちらが大事なのかについて見解を出すことができたのでお伝えしたいと思います。
※ちなみに質も量も両方とも高めることができればそれに越したことはありません。
ですが、現実的に量を取ると質がおろそかになり、質を取ると量がおそろかになる。
そのため、どちらかを優先的に取る必要があるという考え方に基づいて文章を書いています。
2.量と質の重要性
量も質もともに重要です。
できることならどちらか一方を捨てることなく、両方とも増やすことが一番の理想です。
ですが、強いて言うならど量か質かをとらないといけない場合があります。
ここからは、量と質がどういった面で大事なのかについて見ていきたいと思います。
2-1.量の重要性
量においては何が重要なのでしょうか。
量をこなすことには以下のようなメリットがあります。
2-1-1.スピードが速くなっていく
量をこなしていくと、経験を積むことでスピードが速くなります。
そのため、量をこなせばこなすほど消化できる量は増えていきます。
同じ時間を使っていてもスピードが速ければ速いほど量をこなすことが可能です。
2-1-2.積み上げ式でやればやるほど量が増やせる
量は質と異なり減りません。こなせばこなすほどどんどん積み上げ式で増えていきます。
質は目に見えて積み上げることはできません。
一方で、量は積み上げ式で増やせるのが良いところです。
2-2.質の重要性
それでは質の方は何が重要なのでしょうか。
質の重要ポイントについてまとめていきたいと思います。
2-2-1 質は素質だけで高い場合がある
量と異なり質の方は素質だけですでに高い場合があります。
これは今まで生きてきた経験値などにもよります。
一般的にはこのことを”センス”と言います。
人それぞれセンスの有る部分、無い部分が個人によってかなり違います。
「勉強はできないけど、運動神経はある。」
「球技は全然だめだけど、走るの速い。」
といった風に得意分野と苦手分野があります。
質はこのセンスによって元から高い場合がありますし、逆に低い場合もあります。
量は必ず0から始まりますが、質は0以上の場合もありますし、0以下の場合もあるのです。
2-2-2.質は量に比べて向上しにくい
量はこなせばこなすほど、処理スピードが速くなります。
そのため、こなした量に応じて明らかな成長が見られます。
ところが、質は量に比べて向上しにくいという性質を持っています。
たとえば野球でいう、イチロー選手は果てしないほどの量の努力をしてきました。
当たり前のように3割の打率はキープしていましたが、それ以降の質(打率4割に到達)の向上はできませんでした。
もちろん人類の中では1番の打率をキープしていましたが、それ以上の高い質は難しかったようです。
質はいくらでも高めることができる訳ではありません。
3.重要度が高いのは?
それでは量と質、重要なのはどちらなのでしょうか?
重要度ですが、
量=質 です!
重要なことなのでもう一度言います。
量=質 です!
期待していた答えと違って残念でしょうか?
ただ、量と質の重要度は同じですが重要なタイミングというものがあります。
序盤:量>質
中盤:量=質
終盤:量<質
このように重要度は時期によって変遷していきます。
それぞれのフェーズでなぜ重要になってくるかを解説していきます。
3-1.初期は量の方が大事
物事を始めたときの最初の段階では量の方が重要です。量と質の比率でいうと、9:1ぐらいの比率になります。
量は経験値です。量をこなすことによって、まずはそのものについての理解が深まり、改善点などの抽出も可能となります。
質は経験に応じてある程度のところまでは伸びますが、頭打ちするところがあります。
まずは、量をこなして経験を積みましょう。
3-2.中盤以降は質も大事になってくる
量をこなしていくと経験値が上がります。経験値が上がると、質を上げるほどの技量がついてきます。
このあたりから徐々に量から質に転換していく必要があります。
量をこなすことでどのポイントを抑えることができれば質を上げれるかがわかってきます。
これは量をこなして経験を積んでいるからこそです。
量をそれなりにこなして来たら、次は質を求めていきましょう。
3-3.最後は質の方が重要になってくる
最終的には質の方が重要です。
これはスポーツに置き換えるとわかりやすいかと思います。
例えば、陸上競技の100m走。
100m走の大会は1回走った時のタイムを競います。
10回走ってみてその中で一番速いタイムが公式記録になるわけではありません。
量をこなしても、高い質がアウトプットできなければ意味がありません。
ピカソは生涯で14万7800点の作品を作ったといわれています。
ピカソは91歳で亡くなっていますので、単純計算ですが、91歳×365日=33215日間の間にです。
これほどまでの量をこなしていますが、最終的に後世に残ってくるのは質の高い作品だけです。
絵画の場合、買い手が評価するのは量ではなく質です。
質が高ければ高いほど、良いものとして評価も価格も高くなっていくのです。
4.最終的に必要になるのは?
内容をまとめますと重要度は
序盤 量
中盤 量から質へ移行
終盤 質
です。
量をこなしていると必然的に質も上がってきます。
人間は学習する生き物なので、量をこなす中で悪い点を改善してどんどん質が高まっていきます。
質の向上は量をこなさないと難しいです。
高い質の仕事はセンスでだけでできる場合があると上述しましたが、センスが高い状態になれたのも今までの経験という量があったからこそ。
量をこなしていくことで質に転化されていきます。
5.まとめ まずは量。そして質に転換していく。
今回の記事では「量が大事か?質が大事か?」という疑問について考えてきました。
整理しますと、まずは量。そして質の順番で大事になります。
量も質も両方とも一気に高めることができれば、最高なのですが現実的に、同時に高めることは難しいです。
一つずつやっていきましょう。
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