心理学を学ぶ意義とは?【日常生活に活かせる面白い学問です】

学問

心理学は、人の心や行動を科学的に研究する学問です。人間の心は複雑で多様であり、その理解は容易ではありません。しかし、心理学を学ぶことで、自分や周囲の人の心や行動をより深く理解することができるようになります。

深く学ばなくても本1冊を読むことでライトに学ぶことも可能です。

そんな心理学について、今回の記事では学ぶ意義について考えていこうと思います。

1.心理学を学ぶ意義

心理学を学ぶ意義は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

それぞれの項目について見ていきましょう。

1-1. 自分自身を理解することができる

心理学を学ぶことで、自分の心や行動の仕組みを理解することができます。

自分の性格や価値観、感情や思考のクセなどを知ることで、自分自身をより客観的に捉えることができるようになります。
また、自分の強みや弱みを理解することで自己肯定感を高めたり、自己成長につなげたりする効果も期待できます。

例えば、自分の性格が内向的であることを知ることで、人と接する際には、無理に自分を押し出す必要はないということを理解することができます。

また、自分の思考のクセがネガティブ思考であることを理解できれば、思考をポジティブな方向に変える方法を考えることもできます。

1-2. 人間関係を円滑にすることができる

心理学を学ぶことで、他人の心や行動を理解しやすくなります。
相手の性格や感情、コミュニケーションのスタイルなどを理解することで、より効果的なコミュニケーションをとることができるようになります。

また、人間関係のトラブルやストレスの原因を理解することで、対処法を身につけることができます。

例えば、相手の性格が協調性があることを理解することで、相手の意見を尊重して協調的な関係を築くことができます。
また、相手の感情が不安定であることを理解することで、相手の感情を落ち着かせるための方法を学ぶこともできるようになります。

1-3. 社会や世界をよりよくすることができる

心理学は、教育や福祉、医療、ビジネスなど、さまざまな分野で活用されています。
心理学を学ぶことで、社会や世界をよりよくするために貢献することができます。

例えば、教育現場では、子どもたちの学習や成長を促すために心理学が活用されています。また、福祉現場では、障がい者や高齢者の支援に心理学が活用されています。

例えば、子どもの学習意欲を高めるためには、子どもの性格や学習スタイルを理解することが大切です。また、高齢者の孤独感を解消するためには、高齢者の心理状態を理解することが大切です。

心理学は基礎になっていることが多いので様々な分野で応用を利かせていくことが可能です。

2.心理学を学ぶことで得られる9個のメリット

心理学を学ぶことには、さまざまなメリットがあります。
心理学を学ぶことで得られる9個のメリットについて紹介していきます。

2-1.自己理解や自己肯定感の向上

心理学を学ぶことで、自分の強みや弱み、性格や価値観などを理解することができます。自分のことをより深く理解することで、自己肯定感を高めることができます。

2-2.人間関係の円滑化

心理学を学ぶことで、他人の性格や感情、コミュニケーションのスタイルなどを理解することができます。他人のことをより深く理解することで、人間関係を円滑にすることができます。

2-3.ストレスの軽減や対処法の習得

心理学を学ぶことで、ストレスの原因や対処法を理解することができます。ストレスを軽減したり、効果的に対処したりすることで、より健康的な生活を送ることができます。

2-4.問題解決能力の向上

心理学を学ぶことで、問題の原因や解決策を探すための思考方法を身につけることができます。問題解決能力を向上させることで、仕事やプライベートにおいて、より効率的に成果を上げることができます。

2-5.批判的思考力の向上

心理学を学ぶことで、情報を客観的に分析し、判断するための思考方法を身につけることができます。批判的思考力を向上させることで、偏見や思い込みに惑わされることなく、より正しい判断を下すことができます。

2-6.創造性の向上

心理学を学ぶことで、新しいアイデアを生み出すための思考方法を身につけることができます。創造性を向上させることで、仕事やプライベートにおいて、より豊かな生活を送ることができます。

2-7.コミュニケーション能力の向上

心理学を学ぶことで、人とコミュニケーションをとるためのスキルを身につけることができます。コミュニケーション能力を向上させることで、人間関係を円滑にしたり、仕事やプライベートでより成果を上げたりすることができます。

2-8.自分をコントロールできるようになる

心理学を学ぶことで、自分の感情や行動の仕組みを理解することができます。これにより、自分の感情や行動をコントロールできるようになり、より自分らしく生きることができるようになります。

2-9.他人との共感力が高まる

心理学を学ぶことで、他人の心や感情を理解する力が高まります。これにより、他人の立場に立って考えることができ、より円滑な人間関係を築くことができます。

3.心理学の種類

実際の社会生活の中でもさまざまな場面で心理学が使用されています。
実際に心理学が使用されている状況を知るために、心理学の種類について解説します。
一言に心理学といっても学ぶ分野はとても広いのです。

心理学は、大きく分けて「基礎心理学」と「応用心理学」の2つに分けられます。それぞれの特徴についてみていきましょう。

3-1.基礎心理学

基礎心理学は、人間の心や行動の一般法則を研究する学問です。

人間の心理の基本となる部分について学んでいきます。

具体的には、以下の分野に分かれます。

・生理心理学(生物心理学):心と体の相互関係を研究する分野
・認知心理学:人間の知覚、記憶、思考、学習などを研究する分野
・発達心理学:人間の一生における心の発達を研究する分野
・学習心理学:人間の学習の原理や過程を研究する分野
・人格心理学:人間の個性やパーソナリティを研究する分野
・社会心理学:人間の社会性やコミュニケーションを研究する分野

3-2.応用心理学

応用心理学は、基礎心理学の知見を基に、実際の社会や生活に役立てる学問です。

具体的には、以下の分野に分かれます。

・教育心理学:教育における心理学的な原理や方法を研究する分野
・産業・組織心理学:産業や組織における心理学的な原理や方法を研究する分野
・臨床心理学:精神障害の診断や治療、心理療法を行う分野
・犯罪心理学:犯罪の心理学的な要因を研究する分野
・法心理学:法における心理学的な原理や方法を研究する分野
・スポーツ心理学:スポーツにおける心理学的な原理や方法を研究する分野

皆さんも、今まで生きていきたなかで心理学を応用させた経験をお持ちです。例えば、学校に通っている時期に関しては教育心理学を使って考えられたカリキュラムや道徳の授業を受けてきています。

さらに、社会人になれば組織心理学を利用して考えられたよりよい組織に身を置くことになるでしょう。
意外と身近なところにも心理学は使われているモノなのです。

4.心理学を学ぶ方法

心理学を学ぶ方法は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

4-1. 大学や専門学校で学ぶ

大学や専門学校で心理学を学ぶ場合は、心理学の基礎知識から応用知識まで幅広く学ぶことができます。また、実験や調査などの実習を通して、心理学の知識を実際に活用する方法も学ぶことができます。

心理学を専門とする職業に就きたい場合は、大学や専門学校で心理学を学ぶことが一般的です。また、心理学を学ぶことで、より深く心理学を理解し、自分の興味や関心に沿った分野を専門的に学ぶこともできます。

心理学を学んで心理カウンセラーになりたいという夢を持っているのであれば専門分野の学校に行って学ぶ必要があります。

4-2. 独学で学ぶ

独学で心理学を学ぶ場合は、書籍やインターネットなどの情報から学ぶことになります。心理学の入門書や教科書を読んで、基礎知識を身につけることから始めるとよいでしょう。また、心理学の専門サイトやブログなどで、最新の研究成果や情報を収集することもおすすめです。

独学で心理学を学ぶ場合は、自分のペースで学習を進めることができます。また、費用を抑えて学習することもできます。

5.心理学を学べるおススメの本

ここからは心理学を学べるおススメの本について紹介します。

僕自身が読んでみてためになった本をピックアップしています。また、大げさではなく本当に人生を変えてくれた本も含まれています。

これらの本を読むことで心理学をより身近に感じることが出来ますので、時間をつくって是非読んでみてください。

5-1.嫌われる勇気

本屋でこの本を見たことある人は多いのではないでしょうか。

「嫌われる勇気」はアドラー心理学を学ぶための入門書として多くの人に読まれている作品です。
心理学の三大巨匠の一人、アルフレッド・アドラーの提唱する心理学を対話形式でまとめている1冊です。

本書のタイトルの「嫌われる勇気」というフレーズは1つのポイントでこの勇気を持って自分の信念を貫いて生きていくことの大切さを説いている1冊です。

また、人間関係の悩みを感じている人にも読んでもらいたい1冊です。

5-2.内藤誼人さんの本

内藤誼人さんは心理学の本を書かれている著者です。

本業は社会心理学の知見をベースに実践的に心理学を使える方法を伝えていくことを生業としている方です。
心理学系の本を書かれている方の多くは大学教授ですが、そういった方とは一線を画すのも面白い存在です。

平易な文章で書かれており、心理学を日常生活に取り入れる方法をまとめてくれているためとっつきやすいのが特徴です。

心理学を学ぶ人が理解を深めるためには日常生活に心理学を取り入れることです。そのために最初に読んでほしい本を数多く出版してくれています。

特に僕が読んでみて良かったのは以下の本です。

本屋さんの心理学コーナーにあると思いますのでぜひ手にとって読んでみてください。

6.まとめ 心理学を学べばよりよい人生を送ることが出来るようになります

心理学は、人の心や行動を科学的に研究する学問です。心理学を学ぶことで、自分自身や他人、社会や世界に対する理解が深まります。そうすることで人間関係が円滑になり、より豊かで充実した人生を送ることができるでしょう。

心理学を学ぶことに興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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