この記事を読もうとしている方で、夏休みの宿題を7月のうちに終わらせて遊んでいた人はおられますか?
もし、宿題を7月中に終わらせれていたのであればこの記事を読んでいただく必要は全くありません。
ぜひ他の記事を読んでください。
今回お届けしたいのはなぜ人は追い込まれないと本気を出せないのかということについてです。
人間の性でもある締め切り間際でないと本気が出せないという特性。この特性に対する対策と早めに本気を出すために必要な考え方と、行動の方法をまとめました。
追い込まれないと本気を出せないことに悩んでいる人はぜひ最後まで読んでください。
1.なぜ人は追い込まれないと本気を出せないのか?
人が追い込まれないと本気が出せないことには理由があります。主に3つの理由にわけることができますので、それぞれの項目を見ていきましょう。
1-1. 人間は楽な方へ流されやすい生き物だから
人間は、基本的にエネルギーを節約しようとする性質を持っています。そのため、何も追い込みがない状況では、ついつい楽な方へ流されます。
しかし、追い込まれた状況ではそうも言ってられません。やらなければいけないという強い責任感と危機感から、本気モードにスイッチが入るのです。
1-2. 締め切り効果による集中力アップするから
人は、締め切りが迫っているという状況下で、集中力が格段に向上することが科学的に証明されています。
これは、脳が「やらなければまずい」という状況を察知し、アドレナリンなどのホルモンを分泌することで集中力を高める効果があるからです。
1-3. 潜在能力の引き出しが深いから
追い込まれた状況では、普段は使っていない潜在能力を引き出すことができる場合があります。これは、危機的な状況に直面することで、脳がより多くの情報を処理し、問題解決のために最善を尽くそうとするからです。
2.本気を出せるようになる方法
本気を出せるようになる方法についてまとめてみました。
大きく2つのパターンに分けることができます。
・自分を追い込んで本気を出す方法
・追い込まれなくとも本気を出す方法
この2つです。
どちらの方法も実行できるという意味では変わりません。ただ、ご自身に合うかどうかがありますので、自身に合った方法を実行してみてください。また、すべての方法を一気に試すのではなく、一個ずつ試してみてください。
2-1.自分を追い込んで本気を出す方法
「本気を出すためにはやっぱり自分を追い込まなければ。」
こう思っている方は以下の方法を試してみてください。
2-1-1.自分を追い込む
追い込まれる前に自分を追い込みましょう。自分で自分を追い込むことができれば、追い込まれないでも本気が出せるようになります。
追い込まれている状態は基本的には「期限が差し迫った状態」です。
この「期限が差し迫った状態」を自分自身で作るために自分を追い込みましょう。そうすることで、実際の期限よりは早く尻に火がついて本気で行動できます。ただし、自分に対する責任感が伴わない人だと難しいので注意してください。
2-2.追い込まれなくとも本気を出す方法
「追い込まれるのが嫌だ!」という方は以下の方法を試してみてください。
2-2-1.小さな成功体験を積み重ねる
最初から大きな目標を掲げるのではなく、小さな目標を達成していくことで、自信をつけることができます。小さな成功体験を積み重ねることで、徐々にモチベーションを高めていくことができます。
モチベーションが高まると自分から自発的に本気が出せます。本気を出すための仕組みを作るという観点では一番良い方法だと思います。
2-2-2.習慣化する
毎日決まった時間に勉強や運動などを行う習慣をつけることで、意志の力に頼らずとも本気を出せるようになります。習慣化には、ToDoリストの作成や、アプリの利用などが有効です。
習慣化してしまえば、仕組みとして実行できるようになります。本気を出さなくても、ニュートラルな状態で実行できるようになります。
習慣化については以下の本がわかりやすいのでぜひ読んでみてください。
2-2-3.周囲の人を巻き込む
目標を周囲の人に宣言したり、一緒に取り組む仲間を見つけたりすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
また、周囲の人からの声掛けによって尻に火がついて本気を出せるようになることもあります。
2-2-4.自分へのご褒美を設定する
目標を達成したら、自分へのご褒美を設定することで、モチベーションを高めることができます。ご褒美は、自分が本当に欲しいものを設定しましょう。
これらの方法を組み合わせることで、追い込まれないでも本気を出せるようになることができます。
3.自分を追い込むことが嫌な人へのメッセージ
自分を追い込むという行為はとてもストイックです。
ストイックな人は無理して自分を追い込まなくても、追い込むことが当たり前化しています。
自分を追い込めない人ほど「追い込むことは頑張ること」という意識を持っています。
追い込むことは自分を高めるためのトレーニングの一種だと思っているからです。
400Mハードルで日本代表選手だった為末大選手は、
「視座が高い集団は「当たり前」のレベルが高い。」
とおっしゃっています。
優れた集団に所属していれば当たり前のレベルが高いため、自分を追いこんでいる感覚なく、当たり前のことを当たり前のように実行するだけで自分のレベルを自然に高めていけます。
偶に偏差値が50程度の高校から東京大学へ行くような高スペックの人材がいますが、こういう人は周りの人と関係なく高いレベルで頑張れる人です。自分自身を追い込める人です。
周りの人と関係なく高いレベルで頑張れる人自分一人で頑張ればよいです。そうでない人は、視座の高い集団に属することでレベルを高めていきましょう。そうることで、頑張っているという意識なく高いレベルに連れて行ってもらいましょう。
4.まとめ 焦らずに少しずつ実行していきましょう
追い込まれないと本気を出せないという悩みは誰にでもあるものです。しかし、今回紹介した方法で、追い込まなくても本気を出せるようになり、目標達成に近づくことができます。
大切なのは、自分に合った方法を見つけて、継続することです。
すぐに結果が出なくても、焦らずに一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたなら必ず目標を達成できます!
応援しています!
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