孫子の兵法と、ジェフ・ベゾスに学ぶビジネスにおける本質的な考え方

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どうも。まさおです。

今回の記事では、「孫子の兵法」でおなじみ中国の武将、孫子の考え方と現代の超有名経営者、Amazonの創始者でおなじみのジェフ・ベゾスの考え方の違いを書いていきたいと思います。

時代は全く違いますが、世界的にも有名なこの2人。

ベゾスの成功は現代に生きている我々にとってはもちろん周知の事実ですし、孫子は古代中国の春秋時代の武将が現代まで名前を残しているというのはとても偉大です。ほぼ2500年前ですよ。

そんな2人は共通点があるわけではないですが、対比すると大きなちがいがあることに気づきました。

この記事ではビジネスにおける本質の重要性が伝わればうれしいと思います。

まずは孫子の考え方です。

「孫子の兵法」における孫子のライバルに対する考え方

ビジネスにおいて、孫子の考え方は良く出てくると思います。

有名な言葉では、「善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり」や「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」などがあります。

今回取り上げたいのは「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」です。

この言葉の意味は敵の実情を知り、己の実情を知っていれば、百回戦っても敗れることがない」という意味です。

この言葉はビジネスに当てはめると、「競合他社のことを知って、自社のことを知っていれば必ずシェアで負けることはない。」という意味に当てはまります。また、この「競合他社、自社」という部分は「他社商品・自社商品」にも言い換えれます。

ビジネスにおいて、企業は常に周りの競合他社の状況が気になります。コンビニの密集している地域にコンビニを新規出店することはないですし、美容院なども同じです。

その商圏の中に人口がどれだけいて、潜在顧客がいてという風に商圏を分析すると思います。

この、競合他社を知るというのは非常に大事な考え方で経済学では基礎中の基礎です。

いつも買う服のメーカーは決まっています。というお客さんから切り替えることは多くの労力を割かないといけません。

このように考えると対競合他社があってのビジネスであれば競合他社の状況を知ることはとても大事ですし、皆様もかんがえながらお仕事をされているのではないかと思います。

「孫氏の兵法」における考え方は非常に重要ですが、一方で真反対ともいえるジェフ・ベゾスの考え方は現代におけるビジネスではこちらの方が重要な考え方ではないかと思うわけです。

顧客第一主義を貫くジェフ・ベゾスの考え方

ベゾスに競合他社を聞くとこう答えます。「Amazonには競合他社はいない。」と。

Amazonは競合他社と競争をすることはないです。それは、競合他社と競う時点で視点がぶれるからです。

Amazonは「顧客第一主義」を掲げています。読んで字のごとく顧客が一番であって顧客がどうしてほしいかを考えることが重要なのです。

顧客のこと中心に突き詰めて考えると競合他社なんか関係ありません。お客様がどう思っているか?どうしてほしいか?を問うと、自然とサービスの拡充ができシェアが拡大していくのです。

「顧客第一主義」に準じて在庫を切らさない、簡単に発注できる、すぐにお客様のもとに届けるといったサービスが生まれました。

多くの企業は競合他社のことを考えて経営されていると思います。ですが、本当に突き抜けた企業は競合なんて考えません。

ここが孫子とベゾスの考え方の違いです。

孫子が企業間競争のために兵法を書いてないことはもちろんわかっています。戦術書ですから、他国への侵略の攻略本のようなものですね。

ですが、現代ビジネスで用いられてる考え方ではありますが、妄信するのは危険です。

なぜならビジネスにおける本質は「顧客第一」なのですから。

まとめ

今回は世界的著名人の2人の考え方をまとめました。

生きる時代は違いますが、突き抜けた才能を持ち、その力を存分に発揮している2人です。

競合他社を知るのはもちろん大事です。

ですが、競合他社から突き抜けたリードを奪うには顧客の本当に求めているものを理解することができればいいのではないかと思います。

本当の需要に応えることができれば自然と競合他社なと気にならなくなるはずです。

顧客第一主義は経営者であれば考える必要のある内容です。

ぜひ、これからの経営に取り入れていただきたい考え方です。

今回の記事は下記の本を参考にしております。

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