どうも。まさおです。
今回の記事は経営戦略論の勉強です。
経営戦略において「多角化」という概念があります。
今回の記事ではこの多角化について解説していきたいと思います。
企業が多角化戦略を用いることで経営規模を拡大させていくことができるようになります。
「多角化」とは
多角化とは1つの企業が様々な分野に業務範囲を拡大していくことを言います。
企業は1つの業務に固執していると、その事業が失敗したときや需要が減ったときに一気に売上、利益減となってしまいます。
そういった事態を避けるためにも、企業は事業の多角化により企業規模を拡大していく道を模索し続ける必要があります。
多角化の4つの分類
多角化には4つの分類があります。4つに分けてみていきましょう。
水平型多角化
水平型多角化戦略は企業が保有する技術を活用して似ている市場に事業を広げることを言います。
例えば車を製造している会社がバイクやトラックも製造するといった同様の商品群への市場進出となります。
垂直型多角化
垂直多角化は自社の上流や、下流に外注していた事業も自社で行うようになることを指します。
例えば家具メーカーが自社で物流も賄う、製造業の企業が直販店をかまえるといった形です。
集中型多角化
中核となる技術を用いて事業を多角化する形です。製品としては異なりますが他社よりは似ている技術を持っている分すでにアドバンテージがあります。
携帯電話メーカーがデジタル時計を開発したり、テレビメーカーがカーナビの製造も行うといった例もあります。
コングロマリット型
上述の3種類の多角化は持っている技術や参入市場が近い多角化でしたが、コングロマリット型は全く関係ない分野への進出になります。
コンビニエンスストアがATMを設置しているケースや飲食事業を行う企業がエステ等を開業することを指します。
一番リスクを伴う多角化になります。
以上の4種類の多角化の形があります。
多角化のメリット
多角化を行うことにより、経営規模を拡大することが可能です。
企業規模拡大によってシナジーが生まれる
企業の事業が増えることによって、シナジー効果が生まれます。
共通点がある事業を結ぶことによって相乗効果を高めて企業規模がおおきくできます。
リスク分散
事業の数が増えることによって企業はリスクを分散させることができます。
1つの事業で失敗したとしても、他の事業でカバーすることができます。
事業の数が増えれば増えるほどリスクヘッジになります。
まとめ
今回は経営戦略論の多角化という概念について学びました。
変化の時代といわれる昨今では多角化をすることによって事業拡大をしていかないと経営が成り立たなくなりこともあります。
ソニーが金融の会社になりつつあるように、富士フィルムが医療機器メーカーになりつつあるように
多角化の先に最大収益事業が変わっていくこともありうる時代です。
多角化で経営拡大を目指しましょう。
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