【書評・要約・まとめ】人生は攻略できる【橘玲】

読書

どうも。まさおです。

今回の記事は書評シリーズです。

名作 橘玲先生の「人生は攻略できる」をまとめていきたいと思います。

この本は2019年3月に出版された本ですが、本当に名作です。

橘玲先生の今までの著作に書かれている本の集大成になっています。

「人生は攻略できる」というこの言葉。非常に魅かれませんか?

どんな人も人生は幸福に生きていきたいという願望があるはずです。

その願望を具体的に叶えるための本です。つまり人生を攻略していくということです。

この本はぜひ複数回読み込んで人生に活かしていってほしいと思います。

特に20代の若い人におすすめです。

なぜなら、今後の長い人生のことがかいてあるため、早めに知っておいた方がいいことが書いてあるからです。

目次
世界編
世界編1 人生はロールプレイングゲーム
世界編2 「自分らしさ」は友達のなかでつくられる
世界編3 「好きを仕事に」の法則
攻略編
攻略編1 お金
攻略編2 仕事
攻略編3 愛情・友情

世界編で現代の世界がどうなっているかをまずはまとめてあり、その後、攻略編では攻略方法が記してあります。

はじめに

幸福の定義は人それぞれであるが、ほとんどの人が同意する幸福の定義がある。

①好きなことを夢中でやって、いまが楽しい

②あとから振り返って「幸福だった」と思える

この2つはつながっており、①は「やりがい」で、①が積み重なり「生きがい」になり、それをあとから振り返ることで「幸福な人生」となるものである。

そして、幸福の人生には土台が必要であり、それが以下の3つである。

①お金(金融資本)
②仕事(人的資本)
③愛情・友情(社会資本)

幸福は、この3つの「資本」の上に作られる。

幸福な人生を手に入れるために必要なのは、新しい時代のルールを誓いして、大事なところで正しい選択をすることだけである。

世界編1 人生はロールプレイングゲーム

人生は物語であり、物語である以上ハッピーエンドを迎えるというのが物語の定番である。

世界編2 「自分らしさ」は友達のなかでつくられる

学校という年齢や価値観の近い人たちが周りにいることで、自分らしさは形作られていく。

世界編3 「好きを仕事に」の法則

得意なことが仕事に出来が方がいい。得意でないことをどれほど頑張っても目立てないから。

好きなことや、得意なことは個性である。

攻略編1 お金

お金がなぜ大事なのか。それは、君をお金から自由にしてくれるから。
お金があることは「自由」を手に入れるということである。
僕たちが生きている市場経済では、お金を使ってご飯を食べ、お金を使って生活している。

お金があれば、自由になることができる。

そのため、自分の持っている資本を最大限に使ってお金を増やすことが人生を攻略するために必要である。

お金持ちになる方法はものすごく簡単で、それはたった1行の数式で表すことができる。

お金持ち=(収入−支出)+(資産×運用利回り)

そして、この方程式から、お金持ちになるには次の3つの方法しかないことがわかる。

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用利回りを上げる

ここでクローズアップされるのは収入を増やす方法の2つである。

  1. 金融資本を金融市場に投資する。
  2. 人的資本を労働市場に投資する。

金融資本を市場に投資し、複利の力で資本を最大化する。

人的資本を市場に投資することで、市場から収入を得ることとする。

この2つの数値を最大化させて、自由になる道を切り拓いていくのである。

攻略編2 仕事

働き方は大きく3つに分けることができる。

  1. クリエイター
  2. スペシャリスト
  3. バックオフィス

の3つである。

クリエイターは創造的な仕事をする人、
スペシャリストは専門的な仕事を持っている人、
バックオフィスは事務系の仕事である。

バックオフィスは今後、AIに代替されていく。

日本のサラリーマンという職種は日本にしかなく、外国に行って「私はサラリーマンです。」と言っても通じない。日本人はどこで勤めているかを聞くことが多いが(トヨタ等)、外国は職種で聞く。経理や、営業といった具合だ。

そんなサラリーマンの仕事はバックオフィスの要素が大きいため今後、AIに代替されていく。

であれば、スペシャリストやクリエイターを目指せばいいのかというとそういうわけではない。

バックオフィスの仕事には責任感がないというメリットがある。

仕事の仕方は人それぞれであり、余った時間を趣味などに使いたいという人たちにとってはぴったりの仕事である。

攻略編3 愛情・友情

愛情は特定の1人との関係であり、友情は普通の人であれば、親友は1人か2人で仲間はせいぜい5~7人、友達と呼び合う関係の人は20人ほどで、知り合いは150~200人ほどとの関係である。

愛情や友情をはぐくむための関係性が築ける人は少ない。

また、我々はお金を介して世界中の人とつながっている。
これを貨幣空間という。

人には人間関係を築くのが得意、不得意があるため、この愛情、友情といった社会資本は2つに分けて考える必要がある。

小さな愛情・友情空間の人間関係を大切にし、そして広い貨幣空間のつながりも大切にする。

貨幣空間のつながりは現代ではSNS等を通じて増やしていくことができる。

こうしていくことで社会資本は成長していくのである。

まとめ

幸福に向けて、

金融資本はグローバルマーケットに分散投資する。
人的資本は「好きなこと・得意なこと」に一極集中させる。
社会資本を増やすためには、小さな愛情・友情空間と、貨幣空間に広がるネットワークを増やす。

そして、この3つの資本を増やしていくことが、来るべき時代の人生戦略である。

以上が今回のまとめになります。

皆さんも人生は攻略できます。僕も現在進行形で攻略中です。

どうせ生きていくなら楽しくいい人生を生きていきたいと思いませんか?

皆さんの人生にも少しでもお役に立てればと思いまして結びの言葉にします。

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