少し衝撃的な動画を見つけたので、今回はこの動画を基に記事を書かせていただきます。
僕は地方の発展を願っており、地方創生に取り組みたいと思っております。
地方創生において地域おこし協力隊という制度があるのはみなさんご存じでしょうか。
地域おこし協力隊は各自治体が外部から人材を雇用する制度です。隊員は当該地域への転居後、地域内の魅力の発信や地域の発展を義務付ける制度となっております。
この動画はある地域おこし協力隊の方が任期を全うできずにその地方を去ってしまうという内容の動画になっております。
100%が事実なのかはわかりません。もしかしたら脚色があるのかもしれません。
ですが、その一方でこういうことが起きうる可能性が、地方には孕んでいるような気がします。
なので、今回の動画を基に何が問題だったのかを考えていきたいと思います。
地方には閉鎖的で疎外感を感じてしまう部分がある
一般的に都市部と比較して、地方は閉鎖的です。都市部であれば人がいくらでもいるので、合わない人とは縁を切ることも可能ですが、地方であればそうはいきません。地方は限られた人と長期間にわたって付き合っていかないといけません。気の合う人とも、気の合わない人とも上手くやっていかないといけないのです。
基本的に少人数のコミュニティで形成されている地方は、リーダーの意志に反すると疎外されてしまうケースがあります。立ち回りの問題ですが、気の合わない人とも気の合うふりをして閉鎖的な空間の中でうまく立ち回っていかないと疎外されてしまうのです。
高齢者には自分を変えることなく省みることない側面がある
地方のコミュニティのリーダー格に若者が就くというケースはまずないと言ってもいいでしょう。若者が自ら立ち上げたコミュニティであればリーダーになりうるのですが、今回は地域おこし協力隊という政府の立ち上げたコミュニティ。このコミュニティに協力しているグループはおそらく高齢者が多いのでしょう。都市部よりは地方の方が高齢化してますからね。
高齢者というものはえてして、自分を変えることが難しい生き物です。これで、僕も何度高齢者とやりあったことか。僕自身も年を重ねてきて頑固になってしまっているので反省しないといけないなと思います。年をとればとるほど自分の考え方を変えることが難しくなります。これは考え方を変えるという行為が自分の今まで生きてきた価値観を否定することになるからです。
人間誰もが自分のことは否定したくはないはずです。ただ、自分を肯定しすぎることが若者の考え方を受け入れないようになってしまいます。
地域おこし協力隊として来てくれる人は若者です。少し若者の考え方を取り入れる必要があるのではないでしょうか。
狭い世界で持つ権力は必要以上に権力を増大させる
コミュニティで権力を持つと、その権力を手放したくないという欲求に駆られます。だれもが一度持った権力は手放したくないモノです。この権力を持ちすぎたがゆえに今回のケースは起こったのだと思います。
権力を持った権威者は自分に反発するものを疎外しようとします。
強い権力を持ち周囲がイエスマンしかいなくなり、自分が100%正しいという考え方になってしまいます。こうなるともう手が付けられません。自分と考え方の異なる者はすべて排除する。もしくは考え方を強制的に矯正するようになってしまいます。
企業で同じことが起きればパワハラで左遷や降格ということもありえますが、地方というコミュニティではそうはいきません。パワハラや左遷という人事的な面も結局はすべて権力者の裁量になってしまうからです。この増大した権力に立ち向かうことが難しいため、外部から地方に根付こうとする人間の居心地の悪さにつながってしまうのです。
まとめ
今回の記事では地方創生における要の事業ともいうべき、地域おこし協力隊の動画から問題点を見てきました。
都市部から地方へ移住してくる人たちは近年少しずつ増加しています。この移住者たち側は地方への適応をしていかなといけませんが、地方側も適応し迎え入れてあげなければならないのではないでしょうか。
都市部から地方に移住してくれる人は大きな勇気をもって一歩を踏み出しています。迎え入れる側はその勇気を賞賛し寄り添ってあげる必要があると思います。
みなさんもこの動画を見て思ったところがあると思います。
思ったことをクリアにして地方をみんなで協力して盛り上げていけるようにしましょう。
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