どうも。まさおです。
いきなりですが、皆さんもプレゼン発表をしたり、してもらう時ってありますよね。
プレゼン発表は方針にしろ、商品にしろ情報を整理して伝えることに対して非常に有効なツールであり、
また、作成することにより自分自身にとっても情報整理のできるツールになります。
説明するまでもない有名なツールですよね。
多くの企業でもマイクロソフト社のパワーポイントというツールを使用して発表を行っていると思います。
皆様の御会社でも期が始まるときには方針発表という発表会があると思います。
上場会社であれば社長に当たる方がプレゼン資料を作成し、発表、発信します。
3月末決算の会社であれば5月ないしは6月頃に前年度の決算報告に合わせて本年度の方針発表を行うと思います。
昨年の話なのですが、僕の勤めている会社にあたっても下期のプレゼン発表会が行われました。
課長が方針を発表する機会になりますが、その発表内容に関して僕個人が1番良いとと思った課長の発表と、
社長が一番いいと思った課長の発表がことなっていました。
原因はプレゼン発表には発表対象によってとらえ方が異なるためです。
プレゼンは誰のためにするものなのか
ここからは便宜上、社長の高評価の課長のプレゼンをA、僕個人の高評価のプレゼンをBとします。
課長は誰に向けて発表を行うべきなのでしょうか。
今回の発表に対しての解釈はおそらく下記の通りです。
社長のAに対する評価 → 発表における本質部分をついていた。情報量は最低限。理解力が高い人には理解できるが、理解力の低い人には理解できない。
僕のBに対する評価 → 対象者を広くしている。本質の情報も取り入れているが、肉付けも多い。部下の立場ではプレゼン内の資料などに含まれる情報(絵、写真、いろどり)などからモチベーションを高めてくれる内容。
自分が社長になって資料を見返してみてみると無駄のない本質のみの資料でした。ただAの資料に関しては一緒に頑張っていこうという魅力を感じることができませんでした。
対してBに対しては一緒に頑張っていこうという思いを感じることができました。Aの資料にはなかった思いという部分です。
評価が割れた部分には立場が違うという弊害があったのです。
おそらく多くの社長、経営者はその発表の中にある本質の部分を知りたがっていると思います。
課長が立てた方針に対して、「その取り組みを行えばどれだけ利益を生むの?その事業はどれだけの費用を使うの?」
といった情報が欲しいはずです。
発表の持ち時間がある場合、本質の情報に加えて、肉付けが必要です。
本質の情報なんて、本来はプレゼン内のごくわずかなはずです。
本来、本質の情報なんてパワーポイント使って発表する必要なんてないんです。
Amazonもパワーポイントを使った社内資料の作成ははジェフベゾスの指示のもと使用が禁止されています。
理由は本質の情報のみを抜粋して知りたいから。共有したいからワードなどで箇条書きでまとめればいいのです。
中間管理職にとっての発表対象は誰に向けてのものになっているでしょうか。
僕自身はいち営業マンであるので、課長の発表に対しては方針を共に頑張れるかどうかを基準に良さを決定しています。
ですが、社長はそうではないと思います。
社長はこの課長はどういった方針で取り組みを進めていくのかという方針の内容の本質を見て、
成功の確度が高いかどうかなども複合的に見ています。
プレゼンテーションの本質とは
プレゼンテーションの本質は発表の相手を明確にすることです。
発表相手はだれなのかを明確にする必要があります。
発表対象が明確でない場合には伝わるべき情報も伝わりません。
また、課長職という立場上経営者に対してではなく、部下に対して発表するという面もあると思います。
社長が認めていなくても部下は認めているという場合もあります。
上にも下にもバランスとって発表するのって非常に難しいと思います。
片側に認められなくてももう一方は認めていることって意外とあるかもしれないですよ。
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