マルチタスクは集中力を阻害する?集中力とマルチタスクの関係性

仕事

現代社会では、マルチタスクが求められる場面が増えています。

仕事や勉強、家事などの様々な分野において一つのタスクと当時並行で、別のタスクを開始したり、複数のタスクを同時に進めたりした経験があるのではないでしょうか。

しかし、マルチタスクは本当に効率的なのかと疑問に思われる方もいると思います。
さらに、集中力との関係性はどうなのか、疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、集中力とマルチタスクの関係性について、解説していきます。

結論としては、マルチタスクは集中力を阻害し、タスク処理の効率を落とすことになるのでやめましょう

マルチタスクの弊害を理解して、集中力を切らさないシングルタスクに切り替えていきましょう。

1.マルチタスクとは

マルチタスクとは、同時に複数の作業をこなすことです。日本語では「並行作業」や「同時作業」とも呼ばれます。
マルチタスクには、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

1-1.同時型マルチタスク:複数の作業を同時に行うタイプ

例えば、テレビを見ながらスマホでネットサーフィンをしたり、会話しながら仕事をしたりするような場合です。

○○しながら、○○をする。
のように同時に行うマルチタスクのことを指します。

1-2.順次型マルチタスク:複数の作業を順番に切り替えて行うタイプ

例えば、仕事の合間にメールチェックをしたり、食事をしながらテレビを見たりといった場合です。
実際には同じタイミングですることはないですが、するべきタスクを切替えながら実行していくイメージです。

2.マルチタスクと集中力

マルチタスクと集中力の関係性については、さまざまな研究が行われています。
その結果、マルチタスクは集中力を低下させるという研究結果が多数報告されています。

例えば、ミシガン大学の研究では、マルチタスクを行うと、シングルタスクを行うよりも注意力や記憶力が低下し、ミスが増えることが明らかになりました。
また、カリフォルニア大学バークレー校の研究では、マルチタスクを行うと、脳のエネルギー消費量が増加し、疲労感やストレスを感じやすくなることが示されました。

これらの研究結果から、マルチタスクは集中力を低下させ、生産性や学習効率を下げる可能性があると考えられます。

2-1.なぜマルチタスクが集中力を低下させるのか?

マルチタスクが集中力を低下させる理由は、脳の働きが関係しています。
脳は、一つの作業に集中しているときに、その作業に必要な情報を処理するために、注意力や記憶力などの機能をフル稼働させます。

しかし、マルチタスクを行うと、脳は複数の作業を同時に処理するために、これらの機能を頻繁に切り替える必要があります。

この切り替え作業には、脳のエネルギーが大量に消費されるため、集中力が低下し、ケアレスミスを起こしやすくなります。

3.マルチタスクを避ける方法

マルチタスクで仕事や勉強をしていると、生産性や効率が下がることが理解してもらえたかと思います。
しかし、私たちは学生時代から数学を勉強しながら英語も勉強するといった、マルチタスク強いられてしまう状況に陥る場合があります。

ですが、うまく切り替えながらタスクをこなしていくことで生産性を落とさずマルチタスクを実行できます。
そのために、以下のような方法があります。

3-1.一つのタスクに集中する

マルチタスクを避けるためには、一つのタスクに集中することが大切です。
作業を始める前に、そのタスクに必要な時間と集中力を予測し、集中できる環境を整えましょう。

例えば、スマホのスイッチを切る、ポモドーロテクニックを使う、自宅ではなくてカフェで作業をするなど。
自分の集中力を過信せずに工夫することで集中できる方環境は作り出すことができます。

ポモドーロテクニックについては以下の記事で解説しています。

3-2.タスクを細分化する

一つのタスクが長すぎる場合は、タスクを細分化することで、集中力を維持しやすくなります。
例えば、資料作成であれば、資料の構成や内容を決めるところから始め、段階的に作業を進めましょう。

3-3.休憩をこまめに取る

集中力が続かなくなったら、こまめに休憩をとりましょう。
休憩中はにスマホやパソコンを使用してしまうと、そのままやる気がなくなってしまい、作業を辞めてしまう可能性があります。

気を散らすモノを避けて、リラックスして過ごしましょう。

4.マルチタスクが集中力を低下させる具体的なメカニズム

マルチタスクによって、集中力は低下してしまいます。
集中力が低下する理由は1つだけではなく、く複数の理由が集中力を低下させていることが考えられます。
マルチタスクが集中力を低下させるメカニズムは以下に示す通りです。

4-1.注意力の分散

マルチタスクを行うと、脳は複数の作業を同時に処理するために、注意力が分散してしまいます。
そのため、一つの作業に集中しにくくなり、ケアレスミスを起こしやすくなります。
例えば、テレビを見ながら勉強をしていると、テレビの音や映像に注意が奪われ、勉強に集中できなくなります。
その結果、勉強の効率が下がり、ケアレスミスを起こしやすくなります。

4-2.記憶力の低下

マルチタスクを行うと、記憶力を多用してします。そのため、一つの作業に関する情報を記憶しにくくなり、ケアレスミスを起こしやすくなります。
例えば、仕事で複数の資料を同時に確認していると、一つの資料の内容を記憶するのに苦労してしまいます。
その結果、資料の情報を誤って理解したり、必要な情報を忘れたりしやすくなります。

4-3.タスク切り替え時に脳に負担がかかる

マルチタスクを行うと、一つの作業から別の作業に切り替える際に、脳に負担がかかります。
この切り替えの回数が増えるほど、集中力が低下しケアレスミスを起こしやすくなります。
例えば、仕事でメールチェックや電話対応を頻繁にしていると、作業の合間に集中力を切り替える必要があります。
その結果、作業の効率が下がっってしまいます。

5.マルチタスクの弊害

マルチタスクは、集中力を低下させるだけでなく、以下のような弊害も考えられます。

5-1.疲労感やストレスの増加

マルチタスクを行うと、脳のエネルギー消費量が増加し、疲労感やストレスを感じやすくなります。
脳内に複数のタスクが残り続けることで、脳疲労を起こすリスクが生じてしまいます。

5-2.生産性の低下

マルチタスクを行うと、ミスやケアレスミスが増え、生産性が低下する可能性があります。
シングルタスクで一つ一つの作業を終えた後に新しい作業に取り掛かるようにしましょう。

5-3.認知機能の低下

長期的にマルチタスクを行うと、認知機能が低下する可能性があるという研究結果もあります。
脳内のメモリは1か所しかありません。
複数の作業で負荷を書けるのではなく、単作業によって負荷を最低限にするようにしましょう。

6.まとめ マルチタスクは即刻やめましょう

マルチタスクは、一見効率的に見えますが、集中力を低下させ、ミスやケアレスミスを起こしやすくなる可能性があります。
集中力を高めて、効率的に仕事をしたり勉強したりするためには、マルチタスクを避け、一つのタスクに集中することが大切です。

恒常的にマルチタスクを行っている方は即刻やめて、シングルタスクを行うようにしてください。

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