僕は住宅設備営業マンとして働いて8年目になります、まさおです。
住宅を建てる時や、住宅をリフォームするときにどのキッチンを使おうかとても悩みますよね?
今回の記事ではキッチンってどこのメーカーがいいの?
というお悩みをかかえている方に向けて商品のご提案をさせていただきたいと思います。
キッチンを選ぶ時の基準は?
新築を立てらてる予定の方や、リフォームをされる予定の方。
どういった基準でキッチンを選んだらいいか迷っていられる方が非常に多いかと思います。
キッチンはLDKにおける花形。食事は1日3回。
毎日使う機会のあるキッチンを選ぶことに後悔したくないですよね。
今回はキッチンをどうやってえらんだらいいの?各メーカーにどういった違いがあるの?
といった内容でまとめていきたいと思います。
※客観的に見ているつもりですが、独断と偏見もふくまれることはご容赦ください。
1、 キッチンメーカーのシェアってどうなの?
基本的にはキッチンはメーカーで製造される場合が多いです。
いわゆるメーカー製造による工業化された商品で、システムキッチンという商品になります。
造作キッチンを売りにされている工務店様だったり、オーダーキッチンを作られている御会社もあるかとは思います。
ですが、市場の中で85%以上がシステムキッチンです。
システムキッチンの中でも10社以上のメーカーがひしめいておりますが、
上位4社で約80%を占めております。
順位の上位から、
- タカラスタンダード
- リクシル
- クリナップ
- パナソニック
その他、トクラス、ナスラック、TOTO、ハウステックといったメーカーがあります。
下記のグラフがメーカー別の2020年のシェアです。
ここ10年ぐらい、このシェアは大きく変わっておりません。
人気のメーカーを選びたい人は、
タカラスタンダードやリクシル製のキッチンを採用することをお勧めします。
各メーカーごとに特徴がありますので後ほどそれぞれ説明していきたいと思います。
2、キッチンを選ぶこだわりは?
新築住宅とリフォームでのキッチン採用には金額の違いが大きく出てきます。
一般的に新築で選ぶキッチンよりもリフォームで選ぶキッチンの方が価格が高い傾向にあります。
また、キッチンを選ぶにあたっては個人のこだわりが大きく反映されます。人気のメーカーはあれど、やっぱり最後は決めるのは自分自身だということです。
特に女性の意見が採用される場合が多いです。
料理をされる方の割合が女性に多いからですかね。
キッチンの金額はピンからキリまであります。
こだわりすぎると金額はどんどん大きくなってしまいますので、自分の中でこだわりを決めて、ここぞというポイントにお金をかけることが大事です。
3、キッチンの価格の秘密
ちょっと裏話です。が、ここは知っておいてほしい重要事項です!
価格交渉をするにあたってもキッチンの商流を知っておくことは重要です。
定価で100万円以上する商品ですから極力安い価格で購入したいですよね。
キッチンの販売に関してはメーカー→代理店→工務店→お客様という経路で商品が提供されます。
例えば定価100万円のキッチンがあったとします。
メーカー(製造原価)→ | 代理店→ | 工務店、ハウスメーカー→ | お客様 |
20万円→ | 30万円→ | 40万円→ | 70万円 |
といった具合の販売価格になります。
上記の販売価格は一例ですが、それぐらいの値引き率の対応をできるということですね。
メーカーや、工務店の売っている数によって金額は上下しますが、大方こんな感じです。
年間販売台数の多い取引先にはメーカー側も金額を安く提供するため20万円で販売している会社もあるかもしれません。
工務店と大手ハウスメーカーを比較した場合に大手ハウスメーカーの方が販売促進費や住宅研究費などの販売管理費がかかるため、粗利額を高くする必要性があります。
そのため、提供価格がどうしても高い傾向にあります。
また、見積もりを見る時にはキッチン単品の価格では判断できない場合があるので、工事代等を含めた全体で金額を見る必要があります。
そして、販売元の工務店によって得意なメーカー、不得意なメーカーがあります。
特定のメーカーの商品を多く仕入れていればその分そのメーカー商品を安く買えますから、お客様への提供価格も安くなります。
A工務店はリクシルをたくさん使っているから、リクシルのキッチンが安い。
B工務店ではクリナップのキッチンをたくさん使っているからクリナップのキッチンが安い。
といった具合に、工務店ごとの得意不得意なメーカーもあるので注意が必要です。
契約しようとしている工務店さんに確認してみましょう。
4、キッチンを選ぶポイントは?
ここからはキッチンを選ぶポイントについてまとめていきたいと思います。キッチンメーカーを決めるにあたっては、どの部分にこだわるかというのは非常に重要です。
キッチンを選ぶにあたって基準にされるのは下記のような項目が挙げられます。
以上のポイントから独断と偏見で点数をつけていきたいと思います。
各ポイント10点満点の合計70点です。
扱ったこと、競合したことあるキッチンも仕事柄非常に多いのでできる限り客観的な内容にしているつもりです。
ですが、上にも書きましたが、自分がこだわるポイントを決めることがキッチンを選ぶ際には重要になります。
あくまで私、個人が重視するポイントを決めた点数でありますのでその点は御了承ください。
5、キッチンのメーカーごとの特徴と選ぶべきお客様の特徴
さてさてここからキッチンメーカーごとの特徴を書いていきたいと思います。
大きく4社のメーカーを取り上げつつ、少しそのほかのメーカーにもふれていきたいと思います。
① タカラスタンダード
タカラスタンダードのキッチンの一番の特徴はホーロー素材で作られたキッチンです。
ホーローとは、鉄の強さとガラスの美しさを合わせ持つ素材。
ガラスは、水、熱、ニオイに強く、さらに見た目も美しい素材です。ですが、割れやすいのがデメリット。だから、そのデメリットを克服した、割れないガラスという夢の素材が「ホーロー」です。
タカラスタンダードHPより引用
他社メーカーのキッチンキャビネットの素材は木製やステンレスであったりするのですが、タカラスタンダードは一貫してホーロー素材を使っております。
キッチンだけでなく、キッチンパネルにもホーロー素材を使用しており、他社と異なりキッチン本体にもパネルにもマグネットがつけれることが特徴です。
特にマグネットの使える壁付けの収納は非常に人気が高く、使い勝手も良いです!
収納性 | 8 |
清掃性 | 7 |
作業性 | 8 |
耐久性 | 7 |
デザイン | 7 |
素材 | 6 |
価格 | 9 |
合計 | 52 |
② リクシル
リクシルは2011年にできた企業で旧サンウェーブ系のキッチンを主軸として販売しております。
リクシルは(パナソニックも共通)水廻りだけでなく建材も販売しております。
そのため、床や建材とも色を合わせることができるトータルコーディネートが可能なことが魅力です。
また、価格が安いのも特徴です。
会社としての規模も大きく、安価で商品を提供することに関して他メーカーより長けております。
仕様に関しては正直なところ可もなく、不可もないのが特徴といえます。
価格的なメリットは他社キッチンに比べて優れているかもしれません。
また、メーカーとしての認知度の高さ、CMの上手さも普及した理由として挙げられます。
収納性 | 8 |
清掃性 | 7 |
作業性 | 8 |
耐久性 | 7 |
デザイン | 7 |
素材 | 6 |
価格 | 9 |
合計 | 52 |
③ クリナップ
クリナップは日本で初めてシステムキッチンを製造したメーカーです。
クリナップのキッチンの特徴としてはステンレス素材を活かしたキッチンということです。
ステンレス(stain+less)とはさびにくい金属です。キッチンの天板や、シンクに使われる素材ですが、クリナップはキッチンキャビネットにもこのステンレスを使っております。
キッチンの天板はステンレスを全メーカー選ぶことができますが、本体キャビネットもステンレスなのはクリナップだけです。
ステンレスは非常にさびにくい素材です。
水廻りに金属を使うとどうしてもサビるリスクが出てきます。
そのサビを極力抑えるためにステンレスを使っているのです。
収納性 | 7 |
清掃性 | 7 |
作業性 | 6 |
耐久性 | 9 |
デザイン | 6 |
素材 | 9 |
価格 | 8 |
合計 | 52 |
④ パナソニック
パナソニックは元が家電メーカーですので、設備機器にこだわりたい人にはぜひ使ってもらいたいメーカーです。
IHのシェアはパナソニックが業界首位、食洗機のシェアも60%以上で断トツ首位となっております。
例えば、IHの新商品や食洗器の新商品が出たときにまずはパナソニックのキッチンに搭載される傾向にあります。
その半年後や1年後に他メーカーのキッチンに組み込まれることが多いですね。
むしろパナソニック自体がキッチンメーカーでもあるので、他のキッチンメーカーはパナソニックの設備機器を積極的に使っていない傾向にあります。
また、レンジフードも他社にはないお掃除性能を誇る「ほっとクリーンフード」という商品を持っており、機器に関してはトップの性能になっております。
また、選べる色柄が多いのも特徴でインテリアにこだわりのあるお客様にも人気があります。
収納性 | 7 |
清掃性 | 7 |
作業性 | 7 |
耐久性 | 7 |
デザイン | 9 |
素材 | 6 |
価格 | 5 |
合計 | 48 |
⑤ 一覧
今回取り上げた4つのメーカーの特典を一覧化してみました。
タカラ | リクシル | クリナップ | パナソニック | |
収納性 | 8 | 8 | 7 | 7 |
清掃性 | 7 | 7 | 7 | 7 |
作業性 | 8 | 8 | 6 | 7 |
耐久性 | 9 | 7 | 9 | 7 |
デザイン | 7 | 7 | 6 | 9 |
素材 | 10 | 6 | 9 | 6 |
価格 | 6 | 9 | 8 | 5 |
合計 | 55 | 52 | 52 | 48 |
あくまで独断と偏見です。
でもこうしてみるとやっぱりシェアの高いキッチンは得点も高いですね。
6、まとめ
以上が各メーカーのキッチンを選ぶ基準になります。
どのメーカーも自社のキッチンを選んでもらえるように必死です。
そんな中で各メーカー、自社の商品の良さを訴えれるように必死に戦略を練り、必死に商品開発をしております。
どのメーカーの商品を使えばいいかは皆様のキッチンに対する悩みによって異なります。
日常的にここが不満だという部分を考えておくようにしましょう。
その悩みに対する解決策を各メーカー持っております。
自分の悩みと合致して、解決策が提案されているキッチンを見つけるようにしましょう。
個人的にはショールームは必ず見に行くことをお勧めします。
まずはショールームで実物を見てクオリティを確認してみてください。
キッチンは一度使え始めると20年先ぐらいまで交換しない商品です。
この商品であれば飽きずに使える続けれるなという商品を妥協せずに選ぶようにしましょう!
インターネットでのリフォーム依頼もおススメです。
理由はお得だから。
様々な提案をしてくれる工務店さんは魅力的ですが、価格が高くなるのも事実。
インターネットでの依頼は価格を押さえれるため、魅力的です。
ぜひ見積もり依頼をしてみてください。
↓見積依頼は↓
コメント