【未経験者向け】プログラミングを学ぶメリットって?現役エンジニアが解説します

プログラミング

「プログラミングを学んでみたいけど、大変そう。」
「プログラミング力がつけば、転職や仕事で有利になる。」

プログラミングを学ぶことには多くのメリットがあるのはわかっているものの、なかなか手を出せない方は多いのではないでしょうか。IT技術が日進月歩で進化する現代において、プログラミングスキルは単なる専門職のツールではなく、私たちの仕事や生活を豊かにする「教養」となりつつあります。

結論からお伝えしますと、プログラミングを学ぶことには多くのメリットがあります。あなたの人生をより豊かにし、将来の選択肢を大きく広げる強力な武器となります。

たしかに、学習には時間も労力もかかりますし、「自分には向いていないかも…」と挫折してしまう人もいます。しかし、当記事で紹介するさまざまなメリットを考えれば、挑戦する価値は十分にあると言えるでしょう。

この記事では、現役エンジニアである筆者が、プログラミング学習のメリット・デメリットを忖度なくお伝えします。

筆者は転職によってプログラミングを始めた31歳からの遅咲きエンジニアです。興味があってエンジニアになったわけではなく、たまたま転職で入社した会社で人手が不足していたことによるハプニング系エンジニアです。そんな筆者でもエンジニアとして仕事ができています。玄人のエンジニアに比べて、より初心者に寄り添った記事にできるように書いていきます。

1. 収入アップ・キャリアアップに直結する

プログラミングスキルは、特定の専門職だけでなく、さまざまな業界で高く評価される普遍的なスキルです。技術の進歩と共に、その市場価値はますます高まっています。プログラミングを習得することは、あなたのキャリアにおいて、収入の増加や働き方の選択肢を広げる方法の一つです。

特に筆者の場合は、転職をしているので前職でもっとプログラミングスキルがあれば、仕事ができる人材になれていたなと後悔することもあります。また、社内でも別部署からの仕事の依頼があり、プログラミングスキルの必要性の高さをひしひしと感じています。

安定した収入を得やすくなる

プログラマーやシステムエンジニアは、他の多くの職種と比較して平均年収が高い傾向にあります。経済産業省の調査でも、IT関連の職種は全体平均を上回る結果が出ています。これは、IT人材の需要が高く、供給が追いついていないためです。

また、多くの企業がデジタル変革を進める中で、この傾向は今後も続くと考えられます。安定した高収入を目指すなら、プログラミングは有力な選択肢です。

以下は転職サイトdodaの調査による2024年の調査結果です。40代以下の年代で全職種に比べて、SE/プログラマーの年収が高くなっています。

年代SE/プログラマー全職種
20代382万円360万円
30代489万円451万円
40代567万円519万円
50代〜593万円607万円

転職で有利になる

IT業界では常に優秀な人材が不足しているため、プログラミングスキルを持つ人材は引く手あまたです。たとえ実務経験がなくても、学習意欲や基礎スキルがあれば、将来性を評価されて採用されるケースも少なくありません。

特定の言語やフレームワークに特化すれば、より専門性の高いポジションへのキャリアチェンジも可能です。希望する企業や業界へ、よりスムーズに転職できる可能性が広がります。

場所や時間に縛られない働き方が可能になる

Web開発やアプリ開発など、プログラミングの仕事は基本的にパソコン一つで完結することが多いです。そのため、リモートワークやフリーランスとして働くという選択肢が現実的になります。

通勤時間にとらわれず、好きな場所で仕事ができる自由な働き方は、育児や介護、あるいは趣味や副業との両立を可能にし、ライフスタイル全体をより豊かにしてくれるでしょう。

2. 論理的思考力と問題解決能力が身につく

プログラミングは、コンピューターにいかに効率よく、正確に指示を出すかを考える作業です。この過程で自然と養われるのが、論理的に物事を組み立てる力、そして目の前の問題を一つずつ解決していく力です。プログラムは人と違って、微妙なニュアンスは理解してくれません。明確な指示を適切に支持することで初めて動くものです。このスキルは、コードを書くことだけに留まらず、日常生活のあらゆる場面で役立ちます。

物事を体系的に考える力がつく

複雑な課題に直面したとき、プログラミングではまずそれを小さな要素に分解します。それぞれの要素がどのように関係し、どの順番で処理されるべきかを論理的に整理する訓練を繰り返すことで、思考の整理力が鍛えられます。

これは、仕事で新しいプロジェクトを企画したり、プライベートで複雑な問題を解決したりする際に、非常に有効な武器となります。

試行錯誤のプロセスを経験できる

プログラムは、最初から完璧に動くことはほとんどありません。エラー(バグ)との戦いが日常茶飯事です。なぜエラーが起きているのかを仮説立て、原因を探し、修正を繰り返すことで、粘り強く問題に取り組む姿勢が身につきます。

エンジニアは解決策を見つけるまで諦めないというマインドを持っています。このマインドはあなたの人生をより強靭なものにしてくれるでしょう。

未知の課題に対する対応力が向上する

IT業界の技術は日進月歩で進化しており、新しい言語やツールが次々と登場します。プログラミングを学ぶことは、常に新しい知識を自力で学び、吸収し続ける習慣を身につけることでもあります。

これにより、変化の激しい時代でも柔軟に対応できる力が養われ、未知の課題に対しても臆することなく挑戦できるようになります。

3. 自分のアイデアを形にできる

プログラミングを学ぶことの最大の醍醐味は、頭の中でぼんやりと描いていた「こんなものがあったらいいのに」というアイデアを、実際に動くアプリケーションやサービスとして具現化できることです。

これは、クリエイターとしての純粋な喜びであり、あなたの人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

趣味を仕事にできる可能性がある

「この趣味を活かしたサービスを作れないか」
「こんな不便を解消するアプリがあったらいいのに」
といったアイデアを、自分の力で形にできるのがプログラミングです。

趣味で開発したものが多くの人に使われるようになり、それが収益化につながるケースも少なくありません。熱中できることが仕事になるというのは、何物にも代えがたい喜びです。

自分の世界を広げられる

プログラミングは、他のスキルと組み合わせることで真価を発揮します。たとえば、デザインの知識と組み合わせれば、より美しく使いやすいWebサイトが作れます。マーケティングの知識があれば、作ったサービスをより多くの人に届けられます。自分の興味や得意なことと掛け合わせることで、プログラミングスキルはあなたの可能性を無限に広げてくれるはずです。

4. プログラミング学習の知っておくべきデメリット

プログラミング学習には多くのメリットがありますが、楽な道のりではありません。期待とのギャップに苦しみ、途中で挫折してしまう人も少なくありません。これからプログラミングを学ぶあなたが後悔しないためにも、厳しい現実をあらかじめ知っておくことが大切です。

僕自身もこのデメリットを乗り越えて、何とかエンジニアとして仕事に取り組んでいます。

学習初期のハードルが高い

最初の大きな壁は、専門用語の多さと、何をどう学べば良いか分からないという状況です。書籍やオンライン教材を前に、「自分には向いていないかも…」と感じてしまうこともあるでしょう。

エラーが解決できずに何時間も悩むことも日常茶飯事でした。この初期のつらさを乗り越えられるかどうかが、プログラミングを習得できるかどうかの分かれ道となります。

常に学び続ける必要がある

ITの世界は、技術の進化が非常に速いです。数年前に学んだ知識が、あっという間に古くなってしまうことも珍しくありません。新しいプログラミング言語、フレームワーク、ツールが次々と登場し、それらをキャッチアップするための継続的な努力が求められます。この「一生勉強」という姿勢が苦痛だと感じる人には、この道は向いていないかもしれません。

孤独な作業になりがち

プログラミングは、一人で黙々とパソコンに向き合う時間が長くなりがちです。チーム開発であっても、自分の担当するコードを書く時間は集中して一人で作業します。人と密にコミュニケーションを取りながら仕事を進めたいと考える人にとっては、少し物足りなく感じることもあるでしょう。

また、在宅勤務が増えたことで、孤独感を感じてしまうエンジニアもいます。

5. プログラミングは「手に職」以上の価値がある

プログラミングは、単なる技術スキルとしてだけでなく、これからのデジタル社会を生き抜くための新しい「教養」となりつつあります。その価値は、収入や働き方といった目に見えるメリットだけにとどまらず、あなたの思考や生き方にも良い影響を与えてくれるでしょう。

デジタル社会を生き抜くための教養

AIやIoT、ビッグデータなど、私たちの生活はテクノロジーに深く関わっています。プログラミングの基礎的な仕組みを理解していることは、これらの技術をただ「使う側」ではなく、主体的に「創る側」に回るための大きな第一歩となります。

世の中の仕組みをより深く理解し、未来の社会をどう変えていくか考えるための土台になるでしょう。

自分のスキルを可視化できる

履歴書に「〇〇の経験あり」と文字で書くことと、実際に動くWebサイトやアプリケーションを見せることでは、説得力が段違いです。

プログラミングは、自分が何を学び、何ができるかを「作品」として具体的に示すことができる数少ないスキルです。転職活動やキャリアアップの際に、あなたの能力を明確にアピールする強力な武器となるでしょう。

新しい働き方を実現する力

副業として簡単なWebサービスを作って収益を得たり、自分のブログをカスタマイズしたり、プログラミングは本業以外の場所でもあなたの可能性を広げてくれます。

会社に依存せず、自分の力で稼ぎ、生きていくための力を身につけることができます。プログラミングは、未来の働き方を自らの手で切り拓くためのパスポートとなるのです。

6. まとめ:プログラム学習の第一歩を踏み出そう

プログラミング学習には、壁があり、挫折しそうになることもあるでしょう。しかし、それを乗り越えた先には、収入アップやキャリアアップ、そして何より「自分の力で何かを創造する」という大きな喜びが待っています。

この記事を読んで、少しでもプログラミングに興味を持った方は、ぜひ小さな一歩を踏み出してみてください。無料の学習サイトやプログラミングスクールの無料体験など、今は手軽に学習を始められる環境が整っています。

未来の選択肢を増やすためにも、まずはExcelに紐づいているVBAを使ったプログラムを作ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました